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松江 ホーランエンヤ渡御祭前日 [松江]

今日は、イタリア旅行記は、お休みして、先週5月15日-17日に松江にホーランエンヤ撮影に行ったときの写真を紹介します。
16日のホーランエンヤの写真です。
IMG_0817me.jpg



DSC_3622meやだ丸.jpg



ホーランエンヤって、なんだと疑問に思われる方のためにいかに、城山稲荷神社境内にある掲示物を参考に説明します。

堀尾家3代、京極家1代の後を継いで、松江城の主となった松平直政公は、藩内の安穏と繁栄を祈念して城内に以前から信仰していた稲荷神社を作りました。これが、城山稲荷神社です。直政公が入国してから10年目の1648年(慶応元年)は天候不順で、これに心を痛めた直政公は、城山稲荷神社の御神霊を船で、出雲郷にある阿太加夜神社(あだかやじんじゃ)にお移しし、長期にわたって五穀豊穣の大祈祷を行なわせましたところ、祈願が成就し、以来10年毎に御神幸が行われることになりました。神輿船の曳船として櫂伝馬船が加わるようになったのは1808年(文化5年)の御神幸の際、大橋川から中海に出る馬潟沖で風雨が激しくなり神輿船が危険になったのを馬潟の漁師が助けに出て、出雲郷まで、無事送り届けたことに始まります。
その後、馬潟、矢田、大井、福富、大海崎の五つの地区の櫂伝馬船が神輿船の曳船をつとめることとなり、江戸末期からは12年に一度行われるようになりました。
この神幸祭は、俗に「ホーランエンヤ」と言われ、宮島の管絃祭や大阪天満の天神祭と並んで、日本三大船神事のひとつと言われています。
5月16日が渡御祭(城山稲荷神社の御神霊を陸行列の後、大橋川河畔から、神輿船で、阿太加夜神社までお運びするお祭り)、5月20日が中日祭(神幸祭の中日に、阿太加夜神社で行われるお祭り)、5月24日が還御祭(御神霊が再び、城山稲荷神社にお帰りになられるお祭り)と言う予定でしたので、16日の渡御祭を見る予定で、その前日は、まずは、場所の確認です。

1年10ケ月ぶりの松江ですので、まずは、松江城に登ることにしました。
DSC_2940md.jpg



DSC_2945me松江城.jpg


↑右の道を行くと城山稲荷神社yにつながっています。


松江城の天守閣です。
DSC_2953me松江城.jpg



天守閣は5層となっていて、その大きさは、現存する中では、姫路城についで2番目だそうです。意外と大きいですね。

天守閣の上からの眺めです。
DSC_2970me.jpg



たいして、いい眺めではありませんが、やはり、松江城にきますと、上までのぼりたくなります。向こうは、宍道湖です。

城山稲荷神社の鳥居です。
DSC_2983me.jpg



門です。さすがに、準備に余念がないですね。
DSC_2990mc準備中.jpg



DSC_2991me神社.jpg



TV局もここでチェックしていました。

神社を出て、武家屋敷が残っている方向に歩いて、すぐのところに茶屋があり、ここで、草ダンゴを食べました。ついでに、抹茶も飲みました。おいしかった。
DSC_3009me茶屋.jpg




お堀端からの松江城です。
DSC_3045me.jpg



翌日のホーランエンヤをどこで、撮影するか事前チェックです。

大橋です。こおkは、欄干が低いので、欄干から1-2メートル、観客を分離するために、鉄棒が、欄干沿いにつける工事をしていました。
DSC_3085r1md大橋.jpg



新大橋です。ここは、欄干に直接、プラスティックの壁を取り付けていました。
DSC_3108md新大橋.jpg



TV局も、船からの通信チェックです。我々カメラマンからすると、TV局の船は、邪魔ですね。
DSC_3104mdTV局チェック.jpg





↓ここも観客で一杯になるのでしょう。向こうに見える橋は新大橋です。
DSC_3113mc新大橋を見る.jpg



この時点では、一部しか席取りがされていませんでしたので、まさか、夜のうちに、間所取りがされるとは全く夢にも思いませんでした。夜、中学校のミニ同期会でも、夜のうちに場所取りをしているよと教えてくれた人もいましたが、冗談と思っていました。
撮影場所は、何回も変えられないでしょうから、下見の時点では、新大橋の上から撮るのがベストと思っていました。

おまけですが、この日、松江出身の園山俊二の漫画の彫像が松江駅近くで、お披露目されていました。

DSC_3122mc園山俊二.jpgDSC_3124mc園山.jpg



次回は、16日のホーランエンヤを紹介します。

松江城




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コメント 18

ガンバルおやじ

各地では色々な行事があるのですね。
by ガンバルおやじ (2009-05-23 19:38) 

mamii

船がすっかり着飾って皆さんが漕いでいますね。
お堀から眺める天守閣もいいものですね。
by mamii (2009-05-23 21:04) 

袋田の住職

松江城の天守閣は登ったことがあります。
来年いく予定だったんですが延期になりそうです・・・
by 袋田の住職 (2009-05-23 21:27) 

あら!みてたのね

こんばんは・・・
ホーランエンヤの船渡御はじめて見せていただきました。。。
松江城には一度行ったことがありますが、天守閣には登ってなかった・・・宍道湖も見渡せるのですね(^_-)
by あら!みてたのね (2009-05-23 22:48) 

こうちゃん

日本にも知らないことが、たくさんあるんですね。
by こうちゃん (2009-05-23 23:56) 

たいへー

「はじめ人間ゴン」の作者は、松江出身なんでしょうか?
現代だから仕方がないのでしょうが、
ビルが無かったら、もっとこの船が映えるのだろうな。
by たいへー (2009-05-24 07:49) 

Yuki

ホーランエーヤ、初めて聞きました。
姫路城の次に大きいなんて、立派なお城なんですね。^^
by Yuki (2009-05-24 08:20) 

テリー

ガンバルおやじさん
このホーランエンヤは12年に一度の開催ですから、なかなか見ることができないですね。私も、物心ついてから、高校一年まで、松江に住んでいましたが、見る機会はありませんでした。

mamiiさん
ホーランエンヤ自体もいいのですが、松江のいいところも、載せておきました。

袋田の住職さん
延期ですか、残念ですね。

あら!みてたのねさん
松江は、山陰合同銀行の建物が一番高い位で、あまり、高い建物がありませんので、見晴らしはいいです。

こうちゃん
古いお祭りは残してゆきたいですね。

たいへーさん
はじめ人間ゴンは、園山俊二作ですね。園山俊二は、新しく作られた彫像の銘板に、
1935年4月23日松江市外中原町で生まれた漫画家で、島根大学教育学部付属小学校、付属中学校、島根県立高等学校(現 同松江北高等学校)を卒業する。松江城の外堀で魚釣りをし、宍道湖で、シジミを採り、月照寺の亀の像の背中で、友人と語り合いながら少年時代を過ごした。
とあります。

私の中学校の先輩になりますね。ちなみに、宍道湖の湖畔の美術館近くに『平田とガタピシのながーい一日』の彫像もあります。

Yuki さん
このホーランエンヤには、38万人の人が来るそうですが、なんせ、12年に一度ですから、有名にはなりませんね。
昔、天守閣も壊そうと言う話があったようですが、なんとか、残してきたものです。戦後、大規模な修理をしています。松江城は、天守閣以外にも、石垣、内堀、外堀、武家屋敷などかなり残っていますので、楽しめます。


by テリー (2009-05-24 09:06) 

SilverMac

松江城には何度か行きました。ホーランエン、ナガサキ、相生などやっているペーロンに似ていますね。
by SilverMac (2009-05-24 09:13) 

いろは

こんにちは^^
松江城はいつ見ても素晴らしいです!♪
ホーランエンヤ渡御祭りというのは初めて知りました〜
これからはあちらこちらで、お祭りが行われますね。

by いろは (2009-05-24 11:00) 

めもてる

12年に一度とは確かに地元の人でもそう見れるものではない伝統のお祭りなんですね、貴重な映像次回が楽しみです。
by めもてる (2009-05-24 12:13) 

achami

沖縄のハーリーみたいなイベントなのでしょうか?
by achami (2009-05-24 12:40) 

テリー

SilverMacさん
ペーロンというのは、よく知りませんので、ネットで、検索してその関連サイトや動画で、見た限りでは、一種の競艇のような感じですね。
ホーランエンヤというのは、五穀豊穣、安穏を祈願する御神輿船を無事、出雲郷まで送るというのが、目的で、5つの地区から櫂伝馬船が出ますが、船での競争はありません。次回、もう少し、説明をする予定です。

いろはさん
お祭りは、楽しいですね。
ホーランエンヤは12年に一度なので、次回見られるかわかりませんがーー。

めもてるさん
ええ、期待してください。

achamiさん
沖縄のハーリーもよく知らないので、ネットで、調べたところ、豊漁祈願の意味がありますが、基本的には、これも、競争、競艇の感じですね。ホーランエンヤでは、競争、競艇の部分はありません。

by テリー (2009-05-24 17:47) 

つなみ

ホーランエンヤ、とても興味深いデス^^
次回楽しみにしています。
by つなみ (2009-05-24 19:11) 

旅爺さん

こんな勇壮は舟祭りは是非みたいですね。
by 旅爺さん (2009-05-24 20:28) 

がぁこ

とっても華やかで勇ましい船祭りですね~♪
のぼりや吹き流しも大きくってとても綺麗~☆
松江にこんなお祭りがあったなんて知りませんでした(゚ー゚*)

by がぁこ (2009-05-24 23:59) 

テリー

つなみさん
是非、ごらんください。

旅爺さん
本物は、12年後ですので、せめて、次回の私のブログで楽しんでください。

がぁこさん
12年に一度ですから、住んでいても、なかなか見ることができませんね。これだけの観光資源があるのに、利用していない現状は残念ですね。
by テリー (2009-05-25 10:45) 

としぽ

こんばんは。
川での行事は中々思うように撮れないですね。
報道陣用に色々と準備されているようですね。
by としぽ (2009-05-27 19:49) 

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