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イアタリア旅行記(22):ヴェネツィア観光(その1) [イタリア旅行]

一昨日は、いいお天気でしたね。古い友人とのゴルフコンペでした。
24というハンディキャップに恵まれて、グロスは47+49=96、ネット イーブンの準優勝でした。あまりまわったことのないコースで、2発OBを出しながら、前半、後半とも50を切れたのは、まずまずでした。
さて、イタリア旅行に戻ります。花のフィレンツェの次は、ヴェネツィアです。この都市も、フィレンツェの次に是非行きたいと思っていた街です。
この際ですから、あまり、ヴェネツィアの歴史についてご存じない方のために、ウィキペディアからヴェネツィアの歴史の概略を紹介します。
ヴェネツィアは、伝説では、アクイレイア、パドヴァなどの北イタリアの都市の住民が、5世紀のゲルマン人のイタリア侵略からのこの湿地帯へと避難してくることから、ヴェネツィアの歴史が始まります。この時避難してきた先が現在の「トルッチェロ島」です。足場が悪い湿地帯のため、侵入者は追ってくることが出来ず、避難した人々はここに暮らし続けるようになります。 元々東ローマ帝国の支配下にあるため、名目上は東ローマ帝国に属したが、実質的には自治権を持っていました。697年、ヴェネツィア人は初代総督を選出して独自の共和制統治を始めました。これがヴェネツィア共和国の始まりです。9ー10世紀、フランク王国との公易、イスラム諸国との交易などで、力をつけていきました。 1204年、第4回十字軍とともにヴェネツィア艦隊は東ローマ帝国首都のコンスタンティノポリスを攻略、援助への代償としてクレタ島などの海外領土を得て東地中海最強の海軍国家となり、アドリア海沿岸の港市の多くがヴェネツィアの影響下におかれました。ヴェネツィア共和国は東ローマ帝国分割で莫大な利益を獲得し、政治的にも地中海地域でヨーロッパ最大の勢力をほこるようになりました。 13〜14世紀には商業上の宿敵であるジェノヴァとの戦いが続きました。1378〜81年の戦いで、ジェノヴァはヴェネツィアの優位を認めました。その後も侵略戦争で周辺地域に領土を獲得したヴェネツィアは、15世紀後半にはキリスト教世界でも屈指の海軍力をもつ都市国家となりました。15世紀半ばのオスマン帝国の進出により、ヴェネツィアの海外領土が少しずつ奪われていき、最盛期は終わりを告げました。1538年におけるプレヴェザの海戦で、オスマン帝国は地中海の制海権をほぼおさえ、さらにヴェネツィアにとっての圧力となりました。その上、大砲の登場により干潟に住むメリットが無くなってしまいました。その後の諸外国の侵略や、ほかのイタリア都市の攻撃で、ヴェネツィアの力は弱まりました。

これが、サンマルコ寺院です。

01IMG_7167meサンマルコ寺院.jpg


サン・マルコ寺院は、ヴェネツィアで最も有名な大聖堂です。
オリジナルは、828年に建てられたが、978年に再建され、さらに、1063年から1090 年に再建され、その後増設されて今日に至っています、
ビザンティン建築を代表する記念建築物で、5個の円蓋によってギリシア十字形を表現しています。サン・マルコ広場に面して建ちドゥカーレ宮殿に隣接し繋がっています。建物内は、黄金に煌く壁や天井と、祭壇には2,000個もの眩い宝石が埋め込まれた黄金の衝立があります。
IMG_7048meサンマルコ寺院.jpg



IMG_7110me聖マルコ寺院.jpg



IMG_7111me聖マルコ寺院.jpg



バスの駐車場から、サン・マルコ寺院のあるところまでは、運河を船で行きます。
IMG_7015mc船.jpgIMG_7017mc2.jpg



途中、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会が見えました。
IMG_7022meサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会.jpg



これは、ドゥカーレ宮殿の黄金の階段です。
IMG_7062me黄金階段.jpg




中の絵画などは撮影禁止でした。

これがドゥカーレ宮殿です。
IMG_7082meトカーレ宮殿.jpg



共和国の総督邸兼政庁だった建造物で。8世紀に創建され、14世紀(1309年)-16世紀にかけて現在の形に改修されました。
外観はゴシック風のアーチが連続し、イスラム建築の影響も見られる細やかな装飾が施されています。
運河を隔てて対岸の牢獄跡と、ため息橋で結ばれています。

IMG_7083ドカーレ宮殿のマルス・ネプチューンしし.jpg



階段の両脇の彫像は、ヴェネツィアの海と地の権力を象徴する神の像、マルスとネプチューン。さらに、上部は、都市のシンボルの有翼のライオン。

サン・マルコ寺院と時計搭です。
IMG_7093me聖マルコ寺院と時計搭.jpg



時計搭です。
時計搭me.jpg



時計md.jpg



これも、サン・マルコ広場に面して立っています。
これは、ヴェネツィアが国として最も栄えていた時代の1493年から1499年に作られました。
時計の文字盤は、直径4.5m、金とブルーのエナメルで星と12宮が散りばめられた大変美しいものです。
その上には、ヴェネツィアのシンボル、翼のあるライオンの像があり、最上部には、高さ2.6mのムーア人のブロンズ像が、決まった時刻に鐘を鳴らしています。

おまけで、サン・マルコ寺院の空撮の写真がネットにありましたので、借用しました。庫の写真だとわかりやすいですね。

img_1700942_36353570_1サンマルコ寺院空撮.jpg



このサン・マルコ広場も、高潮で、水浸しになることがあるそうです。私たちが行ったt3月21日ごろは、全くその気配はありませんでしたがーー。

ヴェネツィアの場所も、Yahoo 地図を借用して以下に示します。
ヴェネツィア地図r1.jpg




もうひとつおまけで、これは、グーグルマップの航空写真版サン・マルコ広場付近です。

サン・マルコ広場航空写真.jpg





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コメント 24

お茶屋

サン・マルコ広場☆
自分が伺った時は、まさに渋谷のように
人でいっぱいでした^^;
by お茶屋 (2009-05-29 18:20) 

kaoru

こんばんは。
ゴルフ楽しめて良かったですね。
ヴェネツィアの歴史お勉強になりました。
青空も建物も何もかもが美しくて
素晴らしいですね。
by kaoru (2009-05-29 18:28) 

吉之輔

こんばんは、何時も素晴らしいお写真有り難う。
いつも拝見しながら、その素晴らしさに感じ入っています。
それにしても、此だけのお写真お撮りになるのって
大変だったでしょうね。
by 吉之輔 (2009-05-29 18:53) 

mimimomo

こんばんは^^
そうでしたね~こんな感じ。もう自分の写した30数年前のもので思い出す程度。
もう一度ここにも行きたいですね~
若い頃が懐かしい~
by mimimomo (2009-05-29 19:04) 

SilverMac

今更のように、宗教のすごさを感じます。
by SilverMac (2009-05-29 19:55) 

ガンバルおやじ

気持ちのいい青空ですね~
by ガンバルおやじ (2009-05-29 20:24) 

aya

翼のあるライオン、夢のある彫刻ですね、
航空写真でも 人がいっぱい!! 観光客ですね(*'ー'*)
by aya (2009-05-29 20:47) 

テリー

お茶屋さん
私が行ったときも、天気がよく、ものすごい人でした。一番いいシーズンだと、ものすごい人というのは、しょうがないですね。

kaoruさん
ゴルフ、久しぶりの入賞で、うれしかったです。イタリアは、いろいろな都市国家があり、栄枯盛衰の歴史も面白いですね。

吉之輔さん
カメラが、EOS 5D MarkⅡとビデオカメラを持ってゆきましたので、体力のない私には、かなり、きつかったです。

mimimomoさん
ヴェネツィアのサン・マルコ広場付近は、30年前とそんなに変わっていないかもしれませんが、ヴェネツィア自体は、どんどん変わっている感じですね。街全体の傷みがあり、高潮になるとかなりの町の部分が水に浸ることもあるという話しでしたので、なるべく、早く見にいこうと言うことで、今回見にいきました。

SilverMacさん
いやー、全くその通りです。キリスト教が、公認されてから、瞬くうちに大きな宗教になり、権力と手をつないで、強大になっていったわけです。イタリアを見ると、よくわかります。

ガンバルおやじさん
イタリアの空は、きれいですね。あまり、大きな産業はない感じですね。

ayaさん
サン・マルコ広場付近は、見所が集まっていますので、すごい人ですね。


by テリー (2009-05-29 21:09) 

Yuki

ゴルフコンペの準優勝、おめでとうございます♪
サン・マルコ寺院、素晴らしい建築ですね!^^
by Yuki (2009-05-29 21:42) 

絵瑠

こんばんは。
ゴルフの準優勝、おめでとう御座居ます。
いつも素晴らしいお写真を見せて頂き有難う御座居ます。
by 絵瑠 (2009-05-29 22:01) 

たいへー

今度は、イタリアのゴルフ場でホールインワン
狙って下さい。^^
by たいへー (2009-05-29 23:17) 

甘党大王

私は閑散期に(^_^;)行ったので・・・鳩ばっかりでした。。。
by 甘党大王 (2009-05-30 00:01) 

yukitan

ヴェネツィアの街は現地の人に道を聞きながら歩いて小さな教会をたくさん見て回ったので思い出深いです。
今使っているアイコン、サンマルコ広場の鐘楼と青空ですが6月の旅行で気に入った写真が撮れれば変えようと思っています。
ヴェネツィア、いつか沈んでしまう街だと言われていますがどうにか末永く保存して欲しい街ですね。
by yukitan (2009-05-30 00:17) 

せつこ

宗教の偉大さを感じます。
ただただ、驚いています。
by せつこ (2009-05-30 05:22) 

袋田の住職

水の都ベニスは干潟に囲まれ、難攻不落の要塞都市だったそうですね。
海面上昇という敵からの防御は大変そうです。
地球環境を守っていかなければ、
この歴史遺産も海の中に沈んでしまうのかも・・・
by 袋田の住職 (2009-05-30 06:46) 

toraneko-tora

しばらくご無沙汰してすみませんでした
by toraneko-tora (2009-05-30 08:43) 

gillman

ベニスの水没が心配ですね。
by gillman (2009-05-30 08:55) 

U3

妻は行きましたがわたしは行った事がありません。
by U3 (2009-05-30 12:27) 

ジョルノ飛曹長

私は4月の雨期に行ったこともあって人が少なくて良い感じでした。
ただとても寒くて現地で皮のブルゾンを買ったくらいです。
でも楽しかったな〜^^ これくらい晴れていたら最高ですね。
by ジョルノ飛曹長 (2009-05-30 13:24) 

響

上空からみた映像がすごいです。
塔が土台無しで立ってる姿は不思議な感じがします。
押したら倒れそう!
by (2009-05-30 13:42) 

こぼん

中世の勢力分布など勉強になります。
空の蒼さとサンマルコ寺院の建物がとても美しいです。
by こぼん (2009-05-30 17:50) 

テリー

Yukiさん
Yukiさんにそう言っていただけるとうれしいです。

絵瑠さん
ありがとうございます。

たいへーさん
イタリアでは、あまりゴルフ場見かけませんでしたが、あるのでしょうね。フランスでは、お城の庭がゴルフ場というところがあり、やったことがありますが、難しかったですね。

甘党大王さん
すいているときもあるのですね。真夏かな?

yukitanさん
ヴェネツィアも永く残したい街ですね。でも、高潮で、サン・マルコ広場が水浸しになるようでは、建物の傷みがすごいでしょうね。

せつこさん
イタリアでは、やはり、キリスト教は、すごいですね。

袋田の住職さん
大砲が出現するまでは、干潟に囲まれているのが、敵からの守りとなったのですが、大砲が出てからは、無力になったようですね。ヴェネツィアは、観光客がたくさん来ていますから。高潮対策などをして、遺跡を残すのでしょうね。

toraneko-toraさん
また、いらして、ください。

gillmanさん
水没が心配ですが、これだけの観光客が来ていますから、高潮対策をして、遺跡を残すのではないかと思います。

U3さん
おや、それは、お気の毒でした。

ジョルノ飛曹長さん
3月21日ですから、気温は低めでしたが、日差しがありましたので、寒さを感じませんでした。確かに、雨だと、寒いでしょうね。

響さん
空撮の写真、とても、わかりやすい写真でしたので、お借りしました。

こぼんさん
ありがとうございます。

by テリー (2009-05-30 18:47) 

Baldhead1010

イタリア、ギリシャ・・・行ってみたいですね。
by Baldhead1010 (2009-05-31 08:30) 

achami

こちらは、明日からお日様に逢えるようで^^
by achami (2009-05-31 13:43) 

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